どこでもできる腰痛ストレッチ

今日では、肩こりや腰痛を訴える子どもが増えています。程度の差こそあれ、年齢に関係なくどこかしらに痛みやしこりを抱えているのが、ストレスにさらされている現代人の宿命なのでしょう。


とくに腰痛を訴える人々は多く、デスクワークにかぎらず立ち仕事や力仕事の職業であっても腰痛持ちは実に多いのです。原因は姿勢のわるさや運動不足、不規則な生活などさまざまに考えられますが、重大な疾患とは意識していないため放置したままがほとんど。


なかにはテレビ通販などで“腰痛に効く健康器具”などを買って試すひともいますが、はっきりいってその手の運動器具には宣伝文句ほどの効果は望めません。そんな器具に頼らず、自分でいつでもどこでもできる最善の腰痛対策が「腰痛ストレッチ」なのです。


なぜストレッチに効果があるのか、人間の身体の筋肉について少し解説をしてみましょう。身体には力こぶなど目に見える「アウターマッスル＝表層筋」と、内臓などを支えていて目には見えない「インナーマッスル＝深層筋」があります。このインナーマッスルは身体の奥で骨と骨をつなぎ姿勢を維持したりする重要な役割をもち、身体の痛みや不調を解消するカギを握っているのです。